悪性リンパ腫の治し方

悪性リンパ腫の治療 −同種骨髄(造血幹細胞)移植−

悪性リンパ腫の治療の中で、同種骨髄(造血幹細胞)移植といわれる治療方法は、ドナーとなる第三者の骨髄を移植する方法です。

 

移植の手順は、まず前処置として大量の抗がん剤による化学療法と放射線の全身照射により骨髄を空の状態にします。

 

ここまでは自家造血幹細胞移植による悪性リンパ腫の治療と同様で、他人の骨髄を移植するためにドナーの白血球が移植先の患者の身体を攻撃してダメージを与えるGVHDが起こることがあります。

 

GVHDにはがん細胞を抑えて再発を防ぐ効果があり、起こらなければ再発の可能性が高いといわれています。

 

しかし、白血球の攻撃が長期に及べばダメージが相当なものになることもあり、移植の際の担当医の裁量が結果を大きく左右するのです。

 

移植にはヒト白血球型抗原といわれるHLAという型が同じドナーが選ばれますが、それでも白血球は異物とみなすことが多くあり、その理由として患者とドナーとの遺伝子の違いにあるとされているのです。

 

同種骨髄移植は治療効果が高く、完治する可能性も高い方法であるとされています。

 

しかし、その一方で悪性リンパ腫の治療法としては依然確立されていないという部分もあるのです。

 

例えば、HLAが一致していても、およそ4割が移植100日以内で急性GVHDを発生することがあり、また治ることもありますが、反対に重症化することもあり得るのです。

 

また、慢性的なGVHDの場合、年単位で良くなったり悪くなったりを繰り返します。

 

同種骨髄移植は悪性リンパ腫の治療として検討すべき方法のひとつですが、関連死なども多く、予期せぬことが起こる可能性も高い為、状態をよく見極めた上で実施に踏み切ることが重要なのです。

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